副業ブリーダーで成功するには?|犬・猫のブリーダー

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犬・猫ブリーダービジネスを成功させるには?

副業ブリーダー開業時の3つの鉄則

副業ブリーダー(犬・猫)を開業する際に、最も重視すべきポイントです。

ブリーダービジネスで成功を導き出すための鉄則ですので、事業構想の段階で必ず押さえておきましょう!

1.自宅で開業する

ブリーダービジネスに関わらず、どのようなビジネスでも新規開業する際に最も注意すべき点は「固定費」、その中でも「家賃」と「人件費」はもっともウエイトが高く要注意です。

Check★特に繁殖動物が幼少の状態で開業するのであれば、1年半程度は無収入を覚悟して望まなければなりません!

繁殖動物の飼養費用については、1頭当りせいぜい年間5万円程度ですが、家賃や人件費はそうは行きません。

法律面から、自宅に飼養施設を設置できるかどうかの事前確認が必要ですが、可能なのであれば出来る限り自宅又はご自身の所有物件で開業するべきです。

自宅であれば、ご家族の協力を得ることができ、人件費をかける必要もなくなります。

 ペットブリーダーの収支計算例は以下のページをご覧ください。

繁殖動物にこだわる

迎え入れる繁殖動物には徹底的にこだわりましょう!

この選定が、ブリーダービジネスの行く末を左右すると言っても過言ではありません。

一品種に絞り込む

  • 犬?それも猫?
  • 品種は?
Check★副業で開業する場合は、必ず一品種に絞り込みましょう!

生体を販売する際に、複数の品種を扱うブリーダーの評価は低いのが一般的です。

例えが適切かどうか分かりませんが、もしあなたが「同じ値段」でステーキを食べるなら。。。

  • ファミリーレストランでステーキを食ますか?
  • ステーキ専門店でステーキを食べますか?

どちらが美味しいかは食べてみないと分かりませんが、「専門店」と言う響きは魅力的ですよね。

同じように、消費者にとって「○○専門ブリーダー」と言う響きは、大変魅力的なものなのです。

品種の選定方法

品種の選定をどうするか?

  • 自分の好きな品種をブリード
  • 売れそうな品種をブリード

この部分は意見が分かれるケースではありますが、私なら「自分の好きな品種」を選定します。

「好きこそ物の上手なれ」と言うように、いくらビジネスであっても嫌いな品種に愛情と情熱を注いで行くのは難しいものです。

ただ、いくら好きな品種であっても、市場に受け入れられないような「ニッチ過ぎる品種」や、「自宅開業に適さないような大きさの品種」は避けるべきです。

最近の売れ筋の品種の中から、自分の好みや大きさ等を考慮して決定するのも一考です。

最近の売れ筋は、インターネット上の「販売仲介サイト」に情報が掲載されていますので、そちらを確認しましょう。

Check★流行のみを追いかけると火傷をします!好きな品種に粘り強く取り組めば、いずれ流行の時期が巡ってくるものです。

生体の質の見極め

この部分が一番難しいです。

経験の浅い方には判断が難しい部分ですので、出来れば専門家のアドバイスを受けながら進めたいところです。

知人に信用でき相談に乗ってくれるブリーダーがいるのであれば、その人を通して選定するのも一つの方法かと思います。

見極めのポイントは以下の4点になるかと思います。

  • 遺伝性疾患のリスクはどうか?
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    最も重要と言える「遺伝性疾患のリスク」についてですが、その品種ごとに好発する「遺伝性疾患」と言うものがあります。出来る限り、両親の遺伝子検査の結果確認はするようにしてください。
    最低でも片親が遺伝子検査で「クリア(遺伝性疾患の遺伝子を持たない)」の判定を受けていることが必須条件です。
    両親共に「クリア」の判定を受けている場合は、その間に生まれた子は100%「クリア」と言うことになりますので、理想的には「両親クリア」の子を探したいところです。
    しかしながら、なかなか「両親クリア」と言うケースは少ないので、せめて片親が「クリア」であれば、その間に生まれた子は、交配が可能な「クリア」または「キャリア(遺伝性疾患の遺伝子は持つが発症しない)」と言うことになります。
    仮に交配前の遺伝子検査で、迎え入れた繁殖動物が「キャリア」と言うことが判明しても、交配相手に「クリア」の子を選べば、生まれ来る子達は「アフェクテッド(発症する確率が高い)」になることは100%ありません。
  • 顔立ちはどうか?
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    「顔立ち」は大変重要です。ご自身の好みがありますので何とも言えませんが、全般的に目がクリッと大きい子が顧客の目を引く傾向が強いと思います。例えばトイプードルであれば「鼻の長い子は好まれない」と言うような品種ごとの傾向も重要ですが、この部分は経験がないとなかなか判断が難しいです。
    まずはご自身が「可愛い!」と惚れ込める位の子を妥協せずに探すことが大切です。
  • 大きさはどうか?
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    品種ごとにスタンダード(標準)体重があるので、まずはそれに近いことが前提条件です。
    例えば小型犬や猫の場合は、スタンダードよりも小さい方が顧客に好まれます。
    小さな両親からは、小さな子が生まれる確率が高くなるのは事実です。
    しかし、交配のことを考えると余りにも小さな母体では出産時のリスクが高まるうえに、出産頭数も少なめになる可能性が高くなります。
    一般的には、母親は大きめの子を選び、小さい交配相手(猫の場合はペアとなる男の子)を探すと言うのがセオリーです。
  • 血統はどうか?
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    一つの見極めの基準となるのは「血統」、「○○チャンピオンの子」とか言うものですね。確かに血統は正直で、良い血統の親からは骨格構成が良質な子が生まれる確率は高いと言えるでしょう。
    しかし、「血統」=「健全」ではありませんし、販売の際の売り文句としてはあまり効果が高いとは言えませんので、「良血統の方が望ましい」程度に留めましょう。
Check★一番重要なのは「遺伝性疾患のリスクの確認」です。ここを怠ると、販売後の大きなトラブルに巻き込まれる確率が非常に高くなります。

 犬猫ブリーダーの開業要件は以下のページをご覧ください。

欲張らない

繁殖動物を多く所有すれば、必然的に誕生する子が増える可能性が高くなり、当然のことながら収益が増える確立は上がります。

しかし無理は禁物です。

Check★開業時、犬の場合はメス2頭、多くても3頭まででスタートするのが無難でしょう。
猫の場合は自然交配となりますので、オスメスのペア、又はオス1頭とメス2頭としましょう。

慣れない時期の日々のお世話は思う以上に大変ですし、あくまでも副業として、楽しみながら取り組める程度からスタートすることが重要です。

出産をすれば、繁殖動物に加えて子達のお世話も必要になることを忘れてはなりません。

交配~出産~販売と言うローテーションを経験したうえで、次へのステップを模索することをお薦めします。

営業面から見ても、「少頭数を家庭内で愛情タップリに育てているブリーダー」は、顧客の評価が非常に高いのです。

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